学校からのお知らせ

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半導体出前講座

12/17

 本校体育館にて、北海道庁主催半導体出前講座が開催されました。北海道大学大学院情報科学研究院から末岡和久教授をお招きし、最近の北海道にとってはホットな「半導体」の話題について、専門的な知見からもお話をいただきました。未来を作る高校生に何が出来るのか、考える機会にもなりましたね。

街を教室にさせていただいています。

 先週12月13日(金)に実施された1年生の総合的な探究の時間では、3グループが街を教室に学ばせていただきました。

ツリーハウスを作ろうグループは、11月からお世話になってきた辻野建設さんの現場にて、小屋を作ったり設計図を引いたり、土地問題を話し合ったりしていました。初めてお邪魔したときには更地だった場所に小屋が立ち、何もなかった設計図も少しずつ進むようになりました。

 自然体験チームは、ふれあい倉庫にて実施された教育旅行受け入れ推進セミナーに参加してきました。教育コンテンツの一つとしての林内散策や森林浴、自然観察などが生徒たちの企画と合致する部分があるのではということで考えを深めたようです。

 ランタンチームは、あそ雪まつり当日のボランティアを募集するために西当別中学校へ赴き、プレゼンを行いました。一週間前には、とうべつ学園にもお邪魔し今回は2回目のプレゼンだったため、前回よりもうまくできるかと思いきや…。終わった後に「どうだった?」と声をかけると、「グダグダだった…」との反省が。主にプレゼンを行った草原君も「こんなに失敗したって思ったことはない…」というほど落ち込んでいました。西当別中学校の生徒さんや先生方には申し訳ないですが、自分たちがよくないことを理解でき振り返りが出来ていた、という意味では学びがあったと感じています。

 これでひとまず、今年度の実践活動は終了となります。ここからは振り返りと2月21日に行われる探求発表会の準備となります。街の皆様が街を教室にしてくださるおかげで、生徒が少しずつ変わってきたように思います。今後ともよろしくお願いいたします。

第10回ネバギバ!

 11.29(金)16時よりヤギ小屋にて、第10回ネバギバ!が実施されました。この日はお忙しいところ、後藤町長も足を運んでくださり、生徒も初めて10名を超える参加となりました。最初に、1時間前に参加を決めたツリーハウスを作ろう!という企画のプレゼンが行われました。このチームは12名で、主に辻野建設さんの現場で活動をしていますリーダーである1A渡邉栞さんから、コンセプトと、今後廃材を活用したいということを共有しました。次に、以前一度参加した冬の青春(だれ一人取り残されないクリスマス、みんなにプレゼントが当たるようなクリスマスを!そしていつか冬の花火を上げる!)というテーマで取り組む、1A伊藤さん坂井さんからのプレゼンでした。プレゼン後、彼女たちは地域の方と情報交換をし、後日お電話をして早速活動の機会をいただくことができました。最後のチームはアウトドアチーム(8名全員が参加!)。「原始時代ってどうしていたんだ?」から、現在は冬を越すための防寒具を、当別町の亜麻から造ろうとしています。実際にどのくらいの量の亜麻が必要か、などのやり取りから、今後の活動のヒントが得られたようでした。また、質疑応答を予測し、下調べをしていた生徒もいて私も驚きました。

 いつも生徒の学びを見守り、街を教室にしてくださる地域の皆様のおかげで、ネバギバ!は10回を迎えることができました。私もうまく生徒に対する伴走が出来ていませんが、今後も皆様に見守られながら、淡々と進めていこうと思います。次回は12月24日(火)同じくヤギ小屋で実施します。

当別まちづくり会社のビジネスコンテストに参加!

 11月16日(土)にヤギ小屋にて実施された当別まちづくり会社主催のビジネスコンテストに1Aの長谷川さんが参加しました!彼女のビジネスプランは「高校の活動の中で売り上げた利益を次の学習への投資とする」という計画です。基本的には、売り上げの大部分は道に戻さなくてはいけないため、通常のビジネスモデルである「利益⇆投資」の循環が回せません。自分の友人たちと後輩たちに、いい学びのサイクルを残したい!ということで事業化を考えています。ネバギバ!にも声をかけたことがあるのですが、その時は「無理無理むり…」と首を激しく横に振っていた長谷川さんですが、数週間前には「先生、いつか、ネバギバ出る!」と宣言し、あれよあれよという間にネバギバよりも大きな舞台に旅立っていきました。当日は周囲の大人と比べて「全然だめだ…」と落ち込んでいた様子もありましたが、彼女自身、入学時からは考えられないくらい成長しました(そもそも、高校生一人で参加するのがすごい)。目を合わせて離すことが苦手で、自分に自信がなさそうにしていたのに、抜群の数学センスを見せ、いまでは苦手な友人にしっかりと点数を取らせるように教えることもできています(恥ずかしながら私は彼女が教えた生徒を、そこまで伸ばせる自信がありません)。探究活動も、休日の日にとうべつまで出向いて、たった一人でプレゼンを行いました。

 みお、今はうまくいかなくても、これだけ変わった自分を信じてあげて。

信じる心が、魔法だよ。

 

 今回はコーディネーターのお二人に見守られながらのプレゼンでした。皆様のお力で街を教室にしていただいています。ありがとうございます。