学校からのお知らせ

学校からのお知らせ

あそ雪まつりにて、生徒の探究課題実践の場をいただきました!

 2.1に行われたあそ雪まつりでは、2つの探究チームの企画を実施させていただきました。1つは、幻想的なかまくらを作って皆さんに楽しんでいただくというものです。建設協会の方々に、雪山を作っていただき、放課後の時間を活用し作成しました。固まった雪山を削っていくのは大変な作業でしたが、観光振興課の皆様のご協力も頂き、無事に完成させることができました。日が暮れると、キャンドルなどでライトアップされ多くの方に来ていただくことができました。

 もう1つは空にランタンを打ち上げるという企画です。この企画は、1年かけて生徒と共に成長してきました。新篠津村役場に取材に行き、当別町役場振興課の方々や、ネバギバで何度もプレゼンをしてきました。試作機の打ち上げは秋から冬休みにかけては失敗が続きました。多くの方に、生徒と企画を育てて頂きました。お陰様で、予定通り30基を打ち上げることに成功しました。

 終わった後の生徒たちは充実感でいっぱいのようでした。街を教室にしたこのような学びは、生徒の心の成長になくてはならないものと感じています。今後ともよろしくお願いいたします。

ベネッセコーポレーション発行VIEW next 1月号掲載のお知らせ

ベネッセコーポレーションが発行しているVIEW next 1月号に、本校の総合的な探究の時間での実践を掲載していただきました(https://view-next.benesse.jp/view_section/bkn-hs/article30786/)。当別高校の総合的な探究の時間における主な目標は、生徒にコミュニケーション力に代表されるような非認知能力を身に付けさせることです。これらは、様々な行動や考え方が集まって構成されている能力です。例えば、コミュニケーションには「聞くこと」「話すこと」「聞くときの視線」など、様々な要素があります。具体的に目標とする行動が多岐にわたるため、生徒にとっては分かりにくさがあります。当別高校では、生徒の振り返りレポートの言葉を目標として提示しており、これをEViCテーブルと呼んでいます。まだまだ改良の余地があるにもかかわらず、記事にして下さったベネッセコーポレーションさんのみなさまには大変感謝しております。生徒の学びがよりよいものになるよう、さらなる研究を重ねていきたいと思います。

半導体出前講座

12/17

 本校体育館にて、北海道庁主催半導体出前講座が開催されました。北海道大学大学院情報科学研究院から末岡和久教授をお招きし、最近の北海道にとってはホットな「半導体」の話題について、専門的な知見からもお話をいただきました。未来を作る高校生に何が出来るのか、考える機会にもなりましたね。

街を教室にさせていただいています。

 先週12月13日(金)に実施された1年生の総合的な探究の時間では、3グループが街を教室に学ばせていただきました。

ツリーハウスを作ろうグループは、11月からお世話になってきた辻野建設さんの現場にて、小屋を作ったり設計図を引いたり、土地問題を話し合ったりしていました。初めてお邪魔したときには更地だった場所に小屋が立ち、何もなかった設計図も少しずつ進むようになりました。

 自然体験チームは、ふれあい倉庫にて実施された教育旅行受け入れ推進セミナーに参加してきました。教育コンテンツの一つとしての林内散策や森林浴、自然観察などが生徒たちの企画と合致する部分があるのではということで考えを深めたようです。

 ランタンチームは、あそ雪まつり当日のボランティアを募集するために西当別中学校へ赴き、プレゼンを行いました。一週間前には、とうべつ学園にもお邪魔し今回は2回目のプレゼンだったため、前回よりもうまくできるかと思いきや…。終わった後に「どうだった?」と声をかけると、「グダグダだった…」との反省が。主にプレゼンを行った草原君も「こんなに失敗したって思ったことはない…」というほど落ち込んでいました。西当別中学校の生徒さんや先生方には申し訳ないですが、自分たちがよくないことを理解でき振り返りが出来ていた、という意味では学びがあったと感じています。

 これでひとまず、今年度の実践活動は終了となります。ここからは振り返りと2月21日に行われる探求発表会の準備となります。街の皆様が街を教室にしてくださるおかげで、生徒が少しずつ変わってきたように思います。今後ともよろしくお願いいたします。

第10回ネバギバ!

 11.29(金)16時よりヤギ小屋にて、第10回ネバギバ!が実施されました。この日はお忙しいところ、後藤町長も足を運んでくださり、生徒も初めて10名を超える参加となりました。最初に、1時間前に参加を決めたツリーハウスを作ろう!という企画のプレゼンが行われました。このチームは12名で、主に辻野建設さんの現場で活動をしていますリーダーである1A渡邉栞さんから、コンセプトと、今後廃材を活用したいということを共有しました。次に、以前一度参加した冬の青春(だれ一人取り残されないクリスマス、みんなにプレゼントが当たるようなクリスマスを!そしていつか冬の花火を上げる!)というテーマで取り組む、1A伊藤さん坂井さんからのプレゼンでした。プレゼン後、彼女たちは地域の方と情報交換をし、後日お電話をして早速活動の機会をいただくことができました。最後のチームはアウトドアチーム(8名全員が参加!)。「原始時代ってどうしていたんだ?」から、現在は冬を越すための防寒具を、当別町の亜麻から造ろうとしています。実際にどのくらいの量の亜麻が必要か、などのやり取りから、今後の活動のヒントが得られたようでした。また、質疑応答を予測し、下調べをしていた生徒もいて私も驚きました。

 いつも生徒の学びを見守り、街を教室にしてくださる地域の皆様のおかげで、ネバギバ!は10回を迎えることができました。私もうまく生徒に対する伴走が出来ていませんが、今後も皆様に見守られながら、淡々と進めていこうと思います。次回は12月24日(火)同じくヤギ小屋で実施します。

当別まちづくり会社のビジネスコンテストに参加!

 11月16日(土)にヤギ小屋にて実施された当別まちづくり会社主催のビジネスコンテストに1Aの長谷川さんが参加しました!彼女のビジネスプランは「高校の活動の中で売り上げた利益を次の学習への投資とする」という計画です。基本的には、売り上げの大部分は道に戻さなくてはいけないため、通常のビジネスモデルである「利益⇆投資」の循環が回せません。自分の友人たちと後輩たちに、いい学びのサイクルを残したい!ということで事業化を考えています。ネバギバ!にも声をかけたことがあるのですが、その時は「無理無理むり…」と首を激しく横に振っていた長谷川さんですが、数週間前には「先生、いつか、ネバギバ出る!」と宣言し、あれよあれよという間にネバギバよりも大きな舞台に旅立っていきました。当日は周囲の大人と比べて「全然だめだ…」と落ち込んでいた様子もありましたが、彼女自身、入学時からは考えられないくらい成長しました(そもそも、高校生一人で参加するのがすごい)。目を合わせて離すことが苦手で、自分に自信がなさそうにしていたのに、抜群の数学センスを見せ、いまでは苦手な友人にしっかりと点数を取らせるように教えることもできています(恥ずかしながら私は彼女が教えた生徒を、そこまで伸ばせる自信がありません)。探究活動も、休日の日にとうべつまで出向いて、たった一人でプレゼンを行いました。

 みお、今はうまくいかなくても、これだけ変わった自分を信じてあげて。

信じる心が、魔法だよ。

 

 今回はコーディネーターのお二人に見守られながらのプレゼンでした。皆様のお力で街を教室にしていただいています。ありがとうございます。

街を教室に!【ツリーハウスを作ろう】

 1年生の探究チームに「ツリーハウスを創ろう」をテーマに活動しているグループがあります。生徒たちは、『多くの人は、子どもの頃、自分の秘密基地を創りたい、という夢があったと思います。当別の豊かな自然を広めると共に、人の思い出に残るようなツリーハウスが作りたいとおもっています。』というストーリーを自ら考え、「子どもの頃の夢」をコンセプトに活動しています。とはいえ、家ってどうやって作るんだ?お金はどのくらい必要で、土地は?設計は?など問題は山積みです。そこで、地域魅力化コーディネーターの谷川さんに、辻野建設さんを紹介して頂きました。代表取締役の辻野浩様は、快く受け入れてくださり、この日はモデルハウスの見学と小屋を建てるための基礎作りで深さ60cmの穴を掘るというミッションに挑戦しました。リーダーの1A渡辺栞さんを中心に、3交代制でローテを組み穴掘りをしたり、染織作家の小島柚穂さんに今後の展望などを説明していました。街を教室にしていただけるおかげで、体験から学ぶことができています。今後とも、よろしくお願いいたします。

第9回ネバギバ!

 10月28日(月)16時より、第9回ネバギバ!が当別町ヤギ小屋にて実施されました。今回のプレゼンターは、当別町の冬のお祭りである「あそ雪まつり」でランタンを打ち上げたいというプロジェクト灯別です。しかし、ネバギバ直前の15時頃、JRが1便を除いて運行停止というアクシデントが発生!チーム5人中4人は札幌からの通学生なので、帰宅させなければなりませんでした。残った一人は当別町在住の1A佐藤さん。彼女は、先週体調不良で欠席しており、プレゼンで紹介する実験には参加していませんでした。彼女に「プレゼン、どうする?」と聞いたところ、「せっかくここまでやって来たのでやります!」と答えてくれました。一人で、しかも自分が立ち会っていない実験についてのプレゼンを本番開始30分前から練習し始めます。

 16時には予定通り、ネバギバスタート。ドキドキしながら見ていたのですが、驚きました。プレゼンは観客を見て堂々と自分なりの言葉で説明し、実験時の動画を流した時にも「ここで止めてください。」と言って解説を始めました。とてもその場にいなかったとは思えないプレゼンでした。質疑応答は厳しいかな…と思っていましたが、それも杞憂に終わりました。このプレゼンの成功は、彼女の力はもちろんですが、資料を作成し情報を共有していたメンバーの存在が大きいと感じました。

 いつも見に来てくださる地域の皆様のおかげで、生徒の中からは「ネバギバ出したほうがいいって。後戻りできなくなるから…追い込んだ方がいいよ(笑)」という声も聞こえてくるようになりました。今後も街を教室として、生徒と学んでいきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。