学校からのお知らせ

学校からのお知らせ

数学的帰納法のイメージ

 数学の理論を捉えるためには、計算以上にイメージが重要です。

この謎の座席はまさに、数学的帰納法の理論そのものと言っても過言ではありません(この座席を見た先生方はみんな不思議そうにしていましたが…)。無意味に見える日本語と数式の羅列も、イメージというフィルタを通すことで「簡単じゃん!」と言えるまでに成長をしました。

フィボナッチ数列を捕獲せよ!

 3年生普通科選択の数学Bで、どうしてもやりたかったのがフィボナッチ数列(1,1,2,3,5,8…と前の2数を足していく数列)の一般項を捕まえることでした。前回の授業の最後に、ホワイトボードにその一言だけ残していくと、途中まで解答している生徒がいました。数学的にはここまでできればもうゴールしたようなものですが、如何せん、計算力が足りません。隣接3項間漸化式を解くための論理は完璧でも、いつも彼らの壁は「因数分解できない」「展開できない」「連立方程式解けない」といった基礎的なところ。もったいないなぁ、と感じます。次は文系生徒泣かせの確率漸化式に挑戦予定です。

第7回ネバギバ!

8月30日(金)16時よりヤギ小屋にて第7回ネバギバ!が実施されました。今回は1年生2名、3年生1名の参加でした。1年生は、外部のコンテストに出場し入賞を目指して活動している坂井さん、伊藤さんが“冬の青春”と題したプレゼンを行いました。昨年度、学校祭で打ち上げられていた花火が今年はなかったことから、何かがなくなってしまうがっかりを減らしたい!という思いで、①卒業する3年生に打ち上げ花火をプレゼントする②クリスマスにプレゼントをもらえない人を減らす という2つのアクションを考えているようです。面白いのは②で、これは単にプレゼントを配るのではなく、「今度はあなたがサンタになろうよ。このプレゼントはあなたが誰かに渡して、誰かのサンタになって」という企画を考えているようです。

 もう1名は3回目の登場、3年家政科の加藤さんです。8月3日にふとみ祭り、4日に道の駅で販売を終えた彼女が、地域のみなさんにお礼と何を学んだかを語ってくれました。ご協力して下さった藤澤製菓さんからは「上手くいかなかったときに、「作り直したい」と言ったとき、あれが素晴らしかった」と仰ってくださいました。上手くいかないこともあったにもかかわらず、温かく見守ってくださり最後まで挑戦の機会を下さった藤澤製菓さんと地域の皆様のおかげで、街を教室にすることができました。次回は9月27日(金)16時からヤギ小屋で実施されます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします!

1年生普通科 ここまでの探究発表会!

1年生普通科の生徒が、ここまでの総合的な探究の時間の学びを振り返る発表会を実施しました。スライドは出来ているのだろうか、と内心ハラハラしながら迎えましたが、素晴らしい発表会となりました!

 生徒たちの発表を聞いていると、「振り返り」が大事であると認識してくれている生徒もちゃんといるのだなと驚きました。体験活動をしてはレポート提出(しかも400字以上書かないと提出できない)、翌週には体験の振り返り面談を行い、その後またレポートを提出…。それでも「振り返りできるいい場所」と発表してくれた生徒もいて、探究をこのようにデザインして良かったと思うことができました。今後も街を教室にした学びにご協力いただけますと幸いです。

す。

漸化式を攻略中…!

3年生普通科選択の数学Bには、数学が得意かつ好きな生徒が集まったおかげで、大学入試問題にも挑戦できています。漸化式の特殊形に入ったところですが、滋賀大学と同志社大学の過去問を撃破!特に3A佐藤颯太君の記述は素晴らしい!ほかの生徒も若干のミスはあるものの、全員が過去問を解いていました。フィボナッチ数列の一般項を捕まえるまであと少しです。

鉄道好きな僕が当別町の廃線を使って地域と交流する企画を立ててみたvol.1

 当別高校魅力化コーディネーターの谷川です。 みなさん、金沢地区の中小屋よりの場所に不思議な小屋があるのをご存知ですか? 札沼線の廃線になった線路の上に立っている小屋です。 小学生の頃から通学にJRを使っていたことがきっかけで、鉄道好きになった普通科の男子生徒が昨年からずっと列車に関することを課題設定し、自分が何かを企画出来ないかと考えていました。 5月の粘義場(ネバギバ)で、自分の思いを発表。 そこで、鉄道好きの大人や、廃線を所有している辻野建設の辻野社長との交流が生まれました。 辻野社長からお誘いを受け、実際に廃線とその上に建つ小屋を7/2に見学に行きました。 私が現場に到着したときには、辻野社長と男子生徒がにこやかに談笑。 そして、その様子を放送部の生徒たちが撮影していました。 コツコツと真面目に調べあげることが得意な彼ですが、調べるだけではなく自分の好きを地域の交流につなげたいという熱い思いがありそれを辻野社長とどう実現していくかと話し合っていたようです。 この廃線企画については、8/30の粘議場に再登場予定です!!

よねぐちさんにて、作品展示!

 6月28日(金)、とうべつナイトパークの会場のよねぐちさんにて本校1年A組圷君が作成した作品を展示させていただきました。今年の干支に合わせ、龍がいいだろうと段ボールと色紙で作成を行ったそうです。誰から教わったわけでもなく、作り方を調べたわけでもなく、頭の中の設計図で作ったようです(スゴイ!)。社会福祉法人ゆうゆうさんのamaririsuにて作成したものを、湯川さん、石川さん、amaririsuの子どもたち、町づくり会社の寺西さん、同じクラスの河村君にご協力を頂き運搬しました。「街の人たちに喜んでもらえる作品を創り、展示したい」と創作意欲もさらに上がっている様子です。

アメリカの教育者、ウィリアム・ウォードは

  平凡な教師は、言って聞かせる

  良い教師は説明する

  優秀な教師はやって見せる

  しかし、

  最高の教師は、生徒の心に火をつける

 と述べています。圷君にとって、当別町やゆうゆうのスタッフの皆様、見て下さった街の方々は最高の教師だったのだな、と感じます。今後も街を教室にした学びにご協力いただけますと幸いです。

第6回ネバギバ!

第6回ネバギバ!が6月28日に実施されました。今回は昨年度まで本校のコーディネーターを務めて下さった松岡さんから街中に場所をお借りし、とうべつナイトパークの会場付近で実施させていただきました。今回は過去最大4名の発表が行われ、初めて1年生がプレゼンを行いました。1A坂本さんは、自宅で飼育しているアリについて(なんと海外種も飼育しています!)その魅力を紹介してくれました。どのようにすれば、高額な海外のアリを飼育できるだけの金額を集められるか、著名なアリ探求家にお会いできるかなどに関する助言を町の方々から頂きました。

2A内藤さんは幻想的なかまくらカフェの運営に関して協力を呼びかけ、ネバギバ!後に様々な方と情報交換をしていました。3E加藤さんは以前に発表した中華まん販売に関する中間報告と新たな課題について相談していました。加藤さんの中華まんは8月3日、4日に道の駅にて販売させていただけることが決定しています。3Dの榎本さん、田中さん、寺内君はα化米粉を使った研究と、道の駅の自販機で販売しているパウンドケーキについてPRをしました。こちらの商品も随時、更新されていくかと思いますのでお待ち下さい。

 ネバギバ!企画者として驚いたのは、生徒たちにとっては最初の挑戦を乗り越えた後、それは繰り返せる成功体験に代わる、ということが本当に起こるということです。この3組は自分から「プレゼンしたいのですが」と申し出てきました。これも温かく見守ってくださる街の皆様の参加があってのことです。今後も街を教室に、新しい学びを推進していきますのでご協力お願いいたします。

ヤギと針尾、第1回目の撮影!

 6.20(木)、当別高校の探究「ヤギと針尾」の記念すべき第1回目の撮影が行われました。この企画は、松岡さん所有のヤギ「むぎ」と「めい」を連れて当別町の除草をしつつ、街をPRするという企画です。今回は2年生のスタッフ6名と見学に来た1年生2名で当別神社の除草に行きました。出発して1分もしないうちに、2匹とも大量の糞をする「むぎ」と「めい」…。掃除をしている間にも、次々とする「むぎ」と「めい」…。あまりに進まないので、掃除係と除草係に分かれました。当別神社では、もしゃもしゃと草を食べる「むぎ」と「めい」…ほとんど引きずられる針尾君、三間君…。1時間ほどしてから、ヤギ小屋に帰還。ヤギを引いていた針尾君、三間君は「すごい力で疲れた…」と言ってはいましたが楽しそうでした。今後も街を教室に学ばせていただけると幸いです!

第6回ネバギバ!の会場変更について

 6月28日(金)に生徒が設定した探究課題を、地域の方々と粘っこく議論する場、第6回粘議場(ネバギバ!)が実施されます。今回は当別町ナイトパークと日程が重複していることもあり、出張ネバギバ!としました。会場は松岡さんにお借りしたヤギ小屋です。いつもと時間を変更し、16時から17時までの開催となります。今の時代に求められている、机の上の学習だけでは身に付かない力をつけるためにも、街を教室に学びの機会を頂きたいと思っております。生徒の学びのために伴走して下さる方々のご来場をお待ちしております!

第5回ネバギバ!

 5月31日(金)15時30分より、第5回ネバギバ!が本校校長室にて実施されました。最初のプレゼンは身だしなみルールメイキングチーム代表として3D児玉さんの発表で、3A小澤さん、2A内藤さんがチームとして応援に駆け付けました。現在の校則を見直すための根拠として、会場の方々に清潔感がある髪型について聞いたり、LGBTの観点から自分らしさと清潔感のバランスについて意見を述べていました。今後は、当別高校の在校生と卒業生、先生方などで対話をする場を設けたい!との話が出ていました。

 次のプレゼンは、鉄道が好きだということをうまく探究テーマに昇華させた2A田口君の発表でした。廃駅を有効活用したいというテーマで、学園都市線の歴史、現在の廃駅の状況や、有効活用している例などを丁寧に調べ、廃駅をカフェにしてはどうか?というアイディアを提案しました。会場には同じように鉄道が好きだという方からの提案や、廃線を活用している方からイベントのお誘いなどを受けていました。ネバギバ!後も積極的に名刺交換に行き、満足げな笑顔を見せていました。

 第6回ネバギバ!は6月28日(金)15時30分より本校で開催します。地域の皆様に育てて頂いた生徒とネバギバ!は、いよいよ会場も狭いなぁと感じるほど人が来てくださるようになりました。成長する生徒に負けぬよう、私たちも街を教室に学んでいきたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします!

電話の練習…

ヤギハリチーム、電話の練習大苦戦…。

果たして無事に電話をかけることはできるのかっ!?

コーディネーターの寺西さんによる電話講座と台本作りに感謝です✨

(この翌日、寺西さん、谷川さんの見守りの元、無事に電話連絡完了しました!)

社会福祉法人ゆうゆうさん提供、体験学習!

5月17日(金)の5,6時間目に普通科1年生は社会福祉法人ゆうゆうさんにご協力を頂き、6グループに分かれ体験学習に行ってきました。普段なかなか関わることがない方々とかかわったり、森に入って見たり、大学にお邪魔してみたりとそれぞれの体験を行ってきたようです。提出されたレポートを読むと、とても楽しかった様子が伺えました!楽しかった、こんなことしたい!そんなコメントが溢れる一方で、自分の行動や思考に関する振り返りはちょっと少なめ…。

それをフォローアップするために、翌週の5月24日には、お互いの体験をグループで話し合いました。各グループには先生または地域のコーディネーターが1名入り「相手はどう思っていたと思う?」「それってどうして大事だと思う?」「その失敗のそもそもの原因は何だろう?」と対話を行いました。その後は再度、5月17日の体験を振り返りレポート作成!この時間はグループ対話とは異なり、自分と向き合うために一切私語を行わずもくもくと振り返りを行っていました。「自分の考えは、周りの人の考えの、1つでしかないとも思いました。」「今振り返ってみたら、大学探検を通してめっちゃ話をしてくれていて、将来について考えてほしいんだと思った」というコメントも見られ、意味のある振り返りになったかな、と思いました。一方で、2回目のレポートの意義を正しく伝えきれていなかったなど、授業をデザインする側として、もっと良くなる点も見つけることができました。生徒たちと一緒に、探究をできていければと思っています。

 

ヤギハリ

こんにちは。 当別高校魅力化コーディネーターの谷川です。 当別高校で行われている総合探求の授業で、面白い企画が進行中です!! その名も『ヤギとハリオ(通称:ヤギハリ)』 取り組んでいるのは、普通科2年A組男子生徒6名 テレビ番組、“ヤギと大悟”の影響を受けて、街中にいるヤギを散歩したい!!と動き始めました。 皆さん、当別町商店街に“めい”と“むぎ”という2匹のヤギがいるのをご存知ですか? 2020年から商店街で、老若男女問わず住民を癒してくれています。 ヤギハリでは、その2匹のヤギをお借りして、散歩しながら当別町内の方々にインタビューをしたり、 町内の雑草をヤギたち食べてもらうことを企画しています。 5/23 ヤギのパパである松岡商事の会長に手ほどき頂きながら、ヤギたちと対面を果たしました。 以下は、生徒の1名にヤギについて学んできた事と気づきを教えてもらった内容になります。

・引っ張る力が強いので、負けないでリードをずっと握っておく

・1匹だけど、ヤギのお家から離れてくれないので、2匹一緒に散歩させる

・意外とかわいかった

・たくさん草を食べる

・もしかしたらヤギは走るのが速いかもしれない

・変なところに行ったら、強く引っ張ると行かなくなる

・いざとなったら、食べ物でつる

・いろんなものを食べる

・食べている時にヤギ同士で喧嘩みたいなのがあったから、ちょっと危険かもしれない

地域を賑わせてくれそうな企画、今後が楽しみです。